三沢光晴

プロレスラーの三沢光晴が亡くなった。死は本当にあっけない。

ここそこで言った記憶があるが、僕は高校生の頃からプロレスが好きで(今はプロレスのイデアが好きで)、ビデオや雑誌や中継をかなりしつこく見ていた。その頃はプロレス業界の解体が起こる前で、新日(アントニオ猪木が牽引する新日本プロレス)か全日(ジャイアント馬場が牽引する全日本プロレス)か、はたまた血みどろのプロレス団体か軽業メインの団体か、わりとはっきりとした柱があって、僕らは(当時のプロレス仲間)断然新日派だった。全日は、やぼったくておっさん臭くて、試合時間が悪戯に長くて好きになれなかった。三沢はその全日の看板レスラーとして活躍してきた人で、全日が好きではない僕らも三沢には一目置いていた。なぜなら、三沢は本当に強かったから。‘タイガードライバー91’は永遠の必殺技。悲しいなぁ、北田よ。お前さんどこに行ってもうたんや。