こないだNHKKKを見ていたら、映画の特集の番宣をやっていた。「瀬戸内少年野球団」の解説を鬚チョビンの人と関根の娘さんがやってて、なんか異様に神々しい人がおるわと思ったら、夏目雅子(1957-1985)だった。なんかわさわさ出てるので死角なしの美しさ、声も洗い立ての洗濯物のような柔らかさ。で何にこんな魅かれたのか。夏目雅子は学校の先生の役で、教室で生徒と何か話をしていて、両者黒板を背にして向かい合い、廊下側のほうにカメラがあって人間の右側面がヒザ上から撮られているシーンでの、彼女の立ち方でした。どう立っていたかというと荒木の「ジョジョ立ち」です。もっというならばガンダムに出てくる、安彦の描く「ガンキャノン」。ジョジョ立ちは手とか変な角度にまがっているのでわかりにくいがガンタンク結構わかりやすい、つまり腰から首もとにかけて、Sのような中心から上半分のカーブを描いているわけです、大概の人はSになってるんですが、夏目雅子のSは完璧です、倒れそうなくらいギリギリのバランスのS。みぞおちから上が美しくカーブしているわけです。なんで自分がそれに惹かれたか、たしかに聞こえました「しゃなり」という効果音が。美人とは「しゃなり」と立つ人なのです。よく耳のすましてみれば、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴの片隅に「しゃなり」が混じってるんですよい。

なかなかいい画像がないので、夏休みの人もそうでない人もガンダム見てジョジョ読んで夏目雅子の映画いっぱい見てください。どれも損はしませんよ。