富山・石川

山中と一緒に富山・石川。七尾市の駅前と氷見市の駅前を歩いてまわる。閑散とした20年ほど前に整備されたと思われるメインストリートを行くと、人口4、5万にの小都市はこれからどうなっていくんだろう、という漠然とした余計なお世話な不安と、どこにも現在進行形の人の暮らしと喜怒哀楽と希望や失望があることに、なんともいえない気分になる。そうはいっても、見知らぬ土地で、雪国の赤茶けたアスファルトや、潮風にやられたコンクリートの壁を見るたり、聞き慣れない訛で町の人が会話をしているのを聞くのはとても面白い。富山の男性は体格がよくて、特に腕が太くて手の甲がごつく毛深い人が多かった。趣味のスーパーマーケット巡りも、大阪屋を中心に5件ほど回った。DONTAKUとかいう、おそらくバロー参加のかなり冴えないスーパーもよかった。七尾のDONTAKUの二階に、ありあわせのソファとテーブルでこしらえた休憩コーナーがあったのだか、そこの壁にでかでかと「2013年5月より休憩コーナーは禁煙・禁酒となります」と書いてあった。ちょっとまえまで、このスペースで飲酒と喫煙が許されていて、ひまな老人が延々と酒盛りしていたかと思うと、もっと早く来るべきだったと悔しい思いがした。つまみも酒もなんでもあるわけだから、開店から閉店まで延々酒盛りが可能なスーパーは新しい産業になりそう、居酒屋は戦々恐々です。しかしなぜ富山で大阪屋なのか、HPでは分からなかった。富山・石川を中心に30店舗ほど展開しているようで、長野でいうTURUYAみたいなもんか。石川や富山とくらべると、もう長野は地域密着系のスーパーはほとんどなくて、大資本にやられている印象。本社が地元の企業を大事にした方がいいですよね、大阪屋もDONTAKUも結構人がいてにぎわっていた。どこにもでも「キジハタ」が売っていた。