祖父

松本に親戚がいる、血の繋がりに関してはほぼ伝説に近いようなものらしいが。祖父は若い頃に松本の親戚の陶器屋で所謂丁稚奉公をしていて、その店は中町にあったそうだ。久しぶりに電話した親戚のおばさんに、以前聞いていたが改めて確認すると、どうやらそうらしい。今の我が家が祖父の職場からすぐ近くの上土にあるのも、これはまさに血なのだろう。

今日は祖父の命日だと、おばさんから聞いた。墓は大阪にあるが、祖父の痕跡はここにあってそっと手を合わせた。