正月

祖父は引越しをしてから元気なようだ。90を越えているので元気に程度があるが、ごきげんがよかった。
祖父と話をしている時に、1人ではどこへも勝手に行けないし狭い部屋で窓越しに近鉄電車の往来やテレビを見ているだけで退屈なのだろう「地球っていうとこは住んでいてもしゃーないな」と言い放った。祖父は僧侶だったし、
エベレストやパタゴニア、スイスなど高い場所へ行くのが好きだったのでとうとう悟りの境地入ったようだ。おばあちゃんは普段は喋らなくなったが、母の着物姿や従兄弟の子供(
曾孫)を見るなり喋り始め、ノンアルコールビールを美味そうに飲み干した。むかしはよくビールを飲んでいた祖母はそれは美味そうに飲んでいた。

恒例の福袋争奪戦。あべのハルカス近鉄本店に開店の1時間半前から並ぶ。先頭から100人以内に入っていた。館内図を見てイメージトレーニングをしていたので入場してからは非常にスムーズだった。ジバンシィは1番に、YSLは2番目に会計。もはや恥ずかしさは感じない。勝つか負けるかの運試しのようなものだ。来年のためのデータとしては、開店は30分早まる、1時間半前から並んだならだいたい買える、阪急は競争が激しいから避けたほうがいい、ということか。戦利品を南風に渡しよろこんではくれたものの、あんなに並んだのに自分の所持品がパンツの福袋だけになっていて、喪失感がひどかった。自宅で開けると6枚中2枚がハローキティの柄で、どっと疲労した。まぁ年に一回のことだし価値がわかるし異常に楽しみにしているのでいいが、自分も何かまともな戦利品が欲しいから館内図とスケジュールを睨んで来年はじっくり研究してみるか。

ほぼ堀井家の家族のようになっているバーサン(モンゴル国出身)は日揮に就職が決まった。彼は秀才できっと大物になるので父が国賓としてモンゴルに呼ばれる日もそう遠くないのではないだろうか、と妄想してしまうくらい素晴らしい人物だ。今年の夏には是非モンゴルに行きたいので、上半期の仕事はちゃっちゃと終わらせ上司のご機嫌をとっておこう。行ければ10年ぶり、モンゴルもずいぶん変わったらしい。