日記

経済学部の実験に参加して、お金をもらう。

「お金を撒けば人は歓喜するだろうか」という、豪奢な実験であった。第四講義室に集まった亡者達は我先に、ばら撒かれたお金に群がる!殴る蹴る!いがみ合う!けが人だ!救急車!早く!それを眺め歓喜のあまり狂喜乱舞しながらメモを取る教授M、メモ用紙はMの筆圧でズタズタに引き裂かれてしまっている。////僕はおずおずと机の下の誰にも気付かれていない3820円をつかみとり一目散に講義室を飛び出した!その金を握り締め、酒屋へ!竹鶴12年、ウィルキンソンハード×3をいそいそとかき集め、早く!と店員を呼びとめ支払いを済まし帰路についた。

実験は簡単に言うと、人は何%の確立から無難に稼げる「くじ」からリスクはあるが大金の稼げる「くじ」に乗り換えるか、パートナーと山分けの場合のそれは何%からかという退屈な実験でした。