日記

もう夏だ。
こないだ女鳥羽川で蛍を見た。女鳥羽川に蛍がいる事を教えてくれたのは、Mr.竹内と田村。2007年か2006年かそれくらいのことだった、同じ年の出来事としては合鴨農法の鴨事件の頃。町中の川といっても、水質が良く、ヤマメが棲めるレベルだ、という事を教えてくれたのはみなみさん。2011年か2010年かそれくらいのことだった。2001年から2006年までこの川に蛍がいる事なんて想像もした事がなかった。蛍は清らかな山里に棲んでいるイメージだったから、それは町中で探してみようという気にさせない強力なイメージ。

土手に降りて丈の長い草をかき分けると、なるほど蛍がいる。

僕が始めて蛍をみたのは小学校の頃、大阪市上下水道局の施設でだった。水を浄化する技術の高さを蛍の養殖で知ってもらおうというこころみ。「くさい」といったら父に叱られたことを覚えている。蛍より蝉のほうがダイナミックで好きだったから、興味を持つことはなかった。

その次に蛍を見たのは大学に入学した2001年、辰野の蛍まつりにみんなで出かけた時だ。人も蛍も凄く沢山いた。幻想をぶち破る物量で、なんだかがっかりした記憶がある。蛍の光のモノノアワレっつうのは、こういうのじゃないよな。