田舎者

田舎者。ラフな格好に首からタオルをかけて、片手にとうもろこしと花束を抱えてチャリで走る俺は、もしかしたら田舎者ではないか。神社の前を通り過ぎる、薄着の高校生女子ランナーに見返され、自分の様相を鑑みドキドキした。思考は都会、行為は田舎。city boy はいつしかcountrymanになるのだろうか。どこに住んでいてもある程度若い人はみんな、年配の人からしたらえらい都会であろう。しかし80年代90年代の都会で都会の行為をし、時折訪れる田舎の行為を貪るように吸収してはそこから引き離され、とうとう都会の思考を身につけた僕は、望むと望まざるに田舎者にはなりきれない。今世話になっている人びとの会話の流れがなかなかつかめない、なにが重要なよくわからない、小僧の手習いで情けない向日葵を育て、地産地消を歌い、井戸に水を汲みに行くさしずめファッション田舎者でわりと自分的に最低である。こんなことを言っているとぶん殴られそうである、都会人の悪い癖である。それはおいといて、最近、野菜をもらいすぎている、おそらく問題は「at where will vegetables decay?」ということであろうから、おおきにおおきにともらって帰る。食糧供給率が150%を越えている、幾ら三人暮らしとはいえ、最近の若者はそんなに大量に野菜を食う術を知らない、食えない。vegetables one after another decay and grow by Summer 。夏とはなんと新陳代謝の良い季節だろうか。頂くトウモロコシの美味さは異常、みなに食わせてやりたいが、summer is a good sprinter なのでなかなかむつかしい。夏に負けない速い自転車が欲しい。