日記

8/7にせいごの結婚式が行われた。懐かしい顔が集合して、とてもいい雰囲気だった。結婚する新郎は、友達だったあいつとは同一視しがたい大人の振る舞いを見せるのであせる。あと、二人の父たちの話もまったくさりげない話なのに泣けてしまうのである。

三島由紀夫の『仮面の告白』を読み始めた、恐ろしいほど言い回しが独特で震えた。冒頭、主人公の祖母の描写に「彼女は狷介不屈な、ある狂おしい魂だった」、なぬう??要は頑固で人を寄せ付けない、ちょっと危ない人、みたいな感じだと思うが。文字通りに吸収するとそんな簡単に要約できない、読んだ瞬間に飛び込んでくる怨念が凄かった。なので4ページくらい読んでやめた。苦手。

19日みなみと萌え岡と遊ぶ。6年間かけて改築するようで姫路城は、カバーをかぶせられていた。その横の「姫路市立動物園」に寄る、ちいさい遊園地も付属していた。この時分の真昼間は灼熱で、子供以外の生き物はみなぐったりしていた。完全に時が止まってる系のプレイランドで、受付の人はまだ外界との接触があるのでそうでもないが、食堂のおばちゃんや設備のおっちゃんの時は開業当時とかわらないように見えた。冷房の利きは悪く、あの黒ふちにくすんだ黄や緑や赤のシートがはっつけられた椅子、立て付けの悪い扉、関係のないおもちゃ、手際のよいラフすぎる格好のおばちゃん、手塗りの遊具、何分かに一回けたたましくBGMを発する遊具、それに呼応してしまうオットセイ、一日に何回回転するかわからないコーヒーカップの操作室で眠そうにタバコを吸うおじさんは明日もそんな感じだろう。団体の小学生はきっと遊園地で遊べないから、そんな日も変わらず暇に違いない。入場料は200円、割に合わないけどもっととったほうがいい。そんなことを考えながら、なんとなく動物園はやっぱり気分がよくてシュールな飼育や動物の表情を楽しんだ。

車で和食のさとに行ったり、姫路セントラルパークの玄関まで行ったり、兵庫県の山間部の田舎っプリを堪能した。凄い凄いとは聞いてたが加西市は凄かった、行政区画は市らしいが、見た目は村だった。気持ち良いほど何もなかった。

また姫路に戻って、めいんイベント、お好み焼き「竜」。6年前、ろんづのツアーではじめて訪れた「竜」。お好み焼きの暖簾がかかっているが、ここのホルモン鍋が最高に美味い。どれくらい美味いかというと、オバマ大統領がスーパー頭突きをかますのを金正日サマーソルトキックで迎撃するぐらい美味い。つまり言い表せない。またおっちゃんが面白いひとで、お盆と正月以外はづっと店空けている話、山中湖(かわなか湖って言ってた)でモーターボートに乗った話、大工から「竜」開店の話、仕事の手を時々休めながらリップサービスをしてくれる。青臭い話ですが、とにかく鍋に長い年月の苦労と愛情が詰まってます、そういう味はその人とその店でその親父がその暑さで作ってくれて食べるから美味しいのです。話題はそれますが、はっきりいって「黒部ダムカレー」とか、僕はほんまに怒ってます、作ったやつ見つけたらできひんけどサマーソルトキックします。
で3年ぶりくらいのホルモン鍋は変わらん味変わらん値段、思い出しただけで泣けてくるわ!!!うまーーーーー!!!!

http://www.acidmothers.com/cgi-bin/magz/jt/jt032/index.html
さっき見つけたなぞのブログ。

ホルモン 竜
住所:姫路市生野町16
電話:079-289-3329
席数:カウンター4席、テーブル4席、お座敷8席、2階お座敷8席

交通:JR京口駅から徒歩約14分